八丈太鼓 とは

太鼓節

【八丈太鼓 とは】

八丈太鼓 は一つの和太鼓を両面から二人一組で叩きます。片面では下拍子と呼ばれベースリズムを刻みます。もう片面では上拍子と呼ばれ下拍子のリズムに合わせて即興で太鼓を叩きます。 八丈太鼓 はひとりひとり違った、叩き手の個性を大切にされ、自分らしさを探究していく太鼓です。即興で演奏するという事は、工夫が必要になってきます。知識的な部分に加え、技能、表現と幅広い身体活動を行いながら、自分の太鼓に創意を加えていく。そして自分らしい太鼓を探究していく過程の中で、自ら課題を見つけ、自分のよさや可能性など再発見し、それを発揮していく。郷土芸能である和太鼓を通じて「人生を創造的に生きる力」を養っていく。ひとりひとり違った太鼓の響きは、無限の可能性を秘めたものです。

 

八多化の寝覺艸

【八多化の寝覺艸】八丈島の太鼓について記述された文献の中で最も古いものとされている。

 

 

【八丈太鼓 の由来】 
由来については、流人文化を持つ島である事から武士が刀を桴にかえ、望郷の念を太鼓に託して叩いたのがはじまりとも伝えられていましたが、最も古い記録といわれている婦人盆中太鼓打図(八多化の寝覺艸)のように女性達が気晴らしに太鼓を木に吊るして叩いたのがはじまりというのが有力説のようです。盆踊りや結婚式、宴会などの行事には太鼓がかかせません、ちなみに、島では太鼓といえば八丈太鼓であって、わざわざ八丈とつけずに、太鼓を叩(たた・はた)くと言います。島では太鼓を打つとは言わず、叩くなのですね。

 

 

【八丈島について】

八丈島

八丈島は、東京都竹芝桟橋から南方海上287km に位置し、面積69.52 m2(山手線の内側とほぼ同じ)、三原山と八丈富士、二つの火山が接合したひょうたん型の島です。車で島を一周すると約1.5 時間掛かります。暖流である黒潮の影響を受け、年間を通して風が強く、高温多湿で雨が多いのが特徴。黒潮によって本土と隔てられ、流人の島として知られる独特の歴史と文化を持つ島です。 八丈島には五つの地区があり、大坂トンネルを境に坂上・坂下と称され、坂上は三つ(樫立、中之郷、末吉)と坂下は二つ(三根、大賀郷)に分かれています。一口に八丈島といっても、それぞれの地区住民の気性に明らかな違いがあり、言葉についても同じ坂下である大賀郷と三根では微妙にアクセントが異なるとされています。